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飲食店経営者必見|グリストラップの清掃方法と道具をご紹介~基礎知識からポイントまでを徹底解説~

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この記事は、株式会社環境システム社が執筆しています。

株式会社環境システム社は、「10年先のキレイを保つ清掃品質」の徹底により、日本全国の数多くの温浴施設・病院・福祉施設・飲食店などの清掃業務を請け負っています。

飲食店では、排水の水質を定められた基準値以下にするために、「グリストラップ」が設置されています。

飲食店の厨房から流れる排水は、生ゴミや油などを多く含んでおり、グリストラップに汚れが少しずつ蓄積していきます。

衛生面などから定期的な清掃が必要となりますが、自分で行う際の清掃方法や、役に立つ清掃道具を知らないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、グリストラップの清掃方法と道具について、基礎知識やポイントについても詳しく解説していきます。

グリストラップの清掃方法・道具-バスケット

バスケットは、排水によって汚れが早いスピードで蓄積していく部分です。

汚れが蓄積したままにすると、第1槽で詰まってしまい、その後の排水処理がスムーズに流れなくなる恐れがあるため、日頃のメンテナンスが大変重要です。

清掃を行うと重労働になるため、便利な道具を使用して効率的に清掃しましょう。

  • バスケット清掃に役立つ清掃道具
引用元:旭化成ホームプロダクツ

バスケットの清掃に役立つ道具としては、「バスケット用水切りネット」が挙げられます。
バスケットをひっくり返す必要がなく、簡単にゴミを取り出せるという優れ物です。

使い方としては、バスケット内部にバスケット用水切りネットを入れます。
ネットの上部を折って、バスケットにもたれかけさせることで準備は完了です。

ゴミがたまってきたら、ネットのみを持ち上げて取り出し、そのまま廃棄すれば良いので大変便利な商品です。

一般家庭の台所にある「三角コーナーネット」と、同じ仕組みになっています。

通常、清掃する場合は、バスケットごと取り出して、ゴミ箱の上でひっくり返してゴミを取り出すのが一般的です。

しかし、バスケットが大きかったり、重かったりすると、取り出すだけでもとても重労働になります。
ネットを使うことで簡単に持ち上げられ、手間もかかりません。

ただし、ネットを使用してもバスケット内は汚れるため、金属たわしなどで擦る清掃は欠かせません。

  • バスケット清掃は毎日行う

バスケットの清掃は、ぜひ毎日行いましょう。
バスケットは、第1槽において、排水に含まれるゴミをキャッチするものです。

排水の中には、思った以上に大量のゴミが含まれています。メインは残飯ですが、爪楊枝や割箸の破片なども入っていることがあります。

大量のゴミによって、バスケット内はすぐにゴミが蓄積します。

ゴミがたまって、バスケットの金網状の隙間が目詰まりすると、微細なゴミや油脂分が通らなくなります。

微細なゴミや油脂分が通らないと、それらがそのまま蓄積していくことになり、バスケット内が油脂分やゴミであふれて排水できなくなります。

前項で挙げた、バスケット用ネットを利用するなどして、毎日清掃を行い、ゴミをためないことが重要です。また、目詰まり防止のために、バスケットを金属たわしで擦り、定期的に清掃しましょう。

グリストラップの清掃方法・道具<油脂>

油脂分は、水面に蓄積されていきます。
そのため、比較的清掃しやすい場所です。しかし、大量に浮かんでいる油脂分を処理するには、通常の道具では、長い時間を要します。

便利な道具を使用することで、手間をかけることなく簡単に除去することができます。
便利な道具で苦労せずに、油脂分を除去しましょう。

  • 油脂の除去に役立つ清掃道具

油脂分の除去に役立つ清掃道具として、グリストラップ用の「油吸着シート」があります。
油吸着シートは、水面に浮かんでいる油脂を吸い取り、シートだけをすくい上げれば、油脂分の除去ができるという大変便利な清掃道具です。

使用方法は、油脂が浮かんでくる第2槽の水面上に、全体が覆いかぶさるように、油吸着シートを浮かべておきます。
浮かべたまま、約1週間放置します。

放置する期間は、水面に浮上している油の量にもよりますので、適宜調節する必要があります。
放置し終わったら、吸着シートをすくい上げて、廃棄しましょう。

通常であれば、アク取りやひしゃくなどを使用して、何度も油をすくい上げて除去します。
大量であれば、完全に除去できるまで、非常に時間がかかります。

また、長時間かがんだ姿勢で行わないといけないため、体力も消耗します。

油脂分をすくい上げるだけの作業でも、実際に行うと手間がかかる上、大変重労働です。

清掃が「面倒なものだ」と感じてしまうと、定期的な清掃を行うのもおっくうになってしまいます。
油吸着シートを使用して、手間なく簡単に清掃を行いましょう。

  • 油脂の除去は、2〜3日に1回程度

油脂分は、2〜3日に1回程度の清掃が必要です。
動物性の油脂の場合、放置すると油脂がすぐに固まって、清掃がしづらくなってしまいます。
状況を確認して、適宜清掃のサイクルを早めることも重要です。

ラーメン店や中華料理店などでは、「ラード」を使用することが多いため、通常よりも早いサイクルでの清掃が必要です。
特に油の使用量が多い場合、毎日清掃したほうが良いでしょう。

大量の油脂分が、水面に蓄積されていくと、油脂分がグリストラップからあふれてしまいます。
あふれてしまうと、悪臭の原因になりますので、早めの清掃が必要です。
自分の店舗は、どの程度の頻度で清掃するのがベストなのかを把握するためにも、頻繁に確認しましょう。

グリストラップの清掃方法・道具<沈殿物>

グリストラップ内には、バスケットと水面のほかに、底部にも汚泥が蓄積していきます。
第1槽では、バスケットの網目を通過するほどの微細なゴミが、バスケットの下部に沈殿して蓄積します。

その後、第1槽で沈殿しきらなかった微細なゴミは、第2槽において沈殿、蓄積します。
沈殿した汚泥を、すくい上げて、定期的に清掃する必要があります。

  • 沈殿物の除去に役立つ清掃道具

沈殿物の除去に役立つ清掃道具は、「柄の長いすくい棒」です。
柄が長く、立ったままでも、グリストラップの底部までスコップ部分が届くため、非常に効率よく清掃することができます。

使い方としては、まず、バスケットに蓄積したゴミや、第2槽の水面に蓄積した油脂分をある程度除去しておきます。
除去しておくことで、掃除をしたあとにゴミが沈殿することがなくなり、二度手間になることを防げます。

その後、柄の長いすくい棒を使用して、底部に沈殿した汚泥をすくい上げていきます。
すくい棒は、四角形をしている製品が多いので、コーナー部分も残さず除去できます。
柄が長いおかげで、立ったまま楽な姿勢で、清掃できるところが、一番の便利なポイントです。

便利な道具を使用しない場合、長いゴム手袋を着用して、底部付近まで、腕を入れてすくい上げなければいけません。

かがんだ状態で長時間作業すると、腰痛の原因になるほか、誤ってゴム手袋の中に汚水が入ってしまうと、非常に不衛生であり不快です。
手間もかからず、衛生的で便利な道具を使用して、定期的に清掃しましょう。

  • 沈殿物の除去は、2〜3日に1回程度

沈殿物の除去作業は、2〜3日に1回程度の頻度で行う必要があります。
先にも解説したように、主にバスケットでキャッチできない微細なゴミが底部に蓄積し、汚泥となります。

第1槽のバスケット下部で、汚泥が大量に蓄積すると、排水の流れが悪くなります。
汚泥がさらに蓄積すれば、排水が第2、3槽へとうまく流れず、第1槽でせき止まってしまいます。

せき止められた場合、排水があふれ出てしまう危険性もあることから、定期的な清掃が必要となります。

1カ月に1回程度と目安はありますが、ラーメンの残り汁を大量に捨てたり、出汁をとった寸胴のスープを捨てたりする場合、早いペースで沈殿物が蓄積することもあります。
2〜3日にこだわらず、定期的にチェックを行いましょう。

グリストラップについて

冒頭でも触れたように、環境を守るためにも、グリストラップは飲食店に必要不可欠な存在のものです。飲食店を経営していく上では、常に気にかけておく必要のある存在とも言えます。

そのため、グリストラップの構造を把握しておき、日頃から清掃することが重要です。
清掃を怠ると、飲食店の経営にも、大きな影響があるので注意しましょう。

  • グリストラップの構造

グリストラップは、3槽に分かれて排水内のゴミや油脂分を分離します。
第1槽は、排水内に含まれるゴミを集積します。グリストラップの排水口に、金網状のバスケットが設置され、大きめのゴミはバスケットにキャッチされ、ゴミは蓄積していきます。

微細なゴミはバスケットを素通りして底部に沈殿し、油脂分は第2槽へと流れていきます。

第2槽は、油脂分を分離する場所です。
水面に油脂が、浮上して蓄積していきます。第1槽で沈殿しきらなかった微細なゴミは、第2槽で沈殿します。

第3層では、油脂と分離した排水を、パイプ状の「トラップ管」を通して、下水道へと流します。
トラップ管の吸入口は、水中に下向きで設置されています。
油脂は、水面に浮上する性質があるため、水中で下向きであれば、残っていた油脂を分離して下水道に流すことができます。

グリストラップの清掃を怠ると、どうなる?!

グリストラップの清掃を怠った場合、不衛生な事態が発生して、健全な飲食店の経営ができない恐れがあります。清掃せずにそのままにしておくと、悪臭が発生してきます。

グリストラップ内に、長時間生ゴミが滞留し、その生ゴミが腐ることによって、悪臭が発生します。その臭いは、厨房だけでなく店内や店外にまで漏れていきます。

悪臭が漂っていれば、お客さんは遠のき、不衛生ということで営業・業績に大きな影響があります。

さらに、ゴキブリやハエなどの害虫が、発生しやすくなります。
害虫が発生した場合、お客さんの店へのイメージが悪くなるのはもちろんのこと、最悪の場合、営業停止となる恐れもあるので注意が必要です。

また、より大きな視点で見れば、地球環境を汚染することにもつながります。
排水が浄化されずに下水道へと流れると、川や海の汚染へとつながります。

飲食店の健全な営業や地球環境保護のため、定期的に清掃することは不可欠です。

合わせて読みたい記事

グリストラップからの悪臭防止策について、以下の記事で詳しく解説しています。是非合わせてお読みください。

グリストラップ を清掃する際のポイン

グリストラップの清掃は、特殊性ゆえに押さえておくべきポイントがあります。
ポイントを押さえておかないと、店内が不衛生になって、健全な営業が行えなくなる可能性があります。

さらに、法律違反になる恐れもあります。
衛生的で健全な営業を行い、お客さんが安心して食事をとれるように、必要なポイントを押さえておきましょう。

油脂と沈殿物は産業廃棄物になる

第2槽で水面に浮上した油脂分や、底部に沈殿している汚泥は、「産業廃棄物」扱いとなるので注意しましょう。

一般のゴミは、市区町村で集めて処理を行います。

しかし、産業廃棄物は、都道府県の許可を受けた産業廃棄物処理業者しか処理することができません。
そのため、グリストラップで発生した油脂分や汚泥は、都道府県の許可を受けた産業廃棄物処理業者に依頼して引き取ってもらわないといけません。

産業廃棄物を一般ゴミとして出した場合は、「不法投棄」とされ、違反となります。
懲役や罰金が科されることとなりますので、飲食店の経営が不健全なものとなり、経営の継続が困難となります。油脂や汚泥を、一般ゴミと同じように、市区町村のゴミ収集場へ出さないようにしましょう。

(参考:廃棄物処理法の罰則:https://www.amita-oshiete.jp/qa/entry/000694.php

  • 定期的に清掃の専門業者に依頼しよう

グリストラップは、定期的にプロの専門業者に清掃を依頼しましょう。

業者に依頼をすれば、自分で清掃するよりも確かにコストはかかりますが、飲食店の経営においてコスト以上に重要な「衛生的な環境」が得られ、「手間を省く」こともできます。

コスト削減のためにグリストラップの清掃をすべて自分で行うこともできますが、多忙な業務の合間を縫って行うのは、精神的にも肉体的にも負担がかかるものです。

さらに、清掃に充てられる時間が短かったり、完全に清掃ができなかったりする可能性もあります。

清掃が不完全な場合、先にも挙げたように悪臭や害虫の発生によって、店が不衛生な環境となります。不衛生な環境ではお客さんが離れてしまい、ひいては経営が困難となる恐れもあります。

コスト削減のために、不衛生な環境を作り出していては、元も子もありません。

プロの専門業者の技術であれば、完璧な清掃を行うことが可能です。
定期的に専門業者に依頼することで、衛生的な環境の保持、継続が可能となりますので、結果的に健全な経営をすることができます。

まとめ

グリストラップは、定期的な清掃が必要な設備です。
すべてを自分で行うと手間がかかるばかりか、完全な清掃が行えず、不衛生な環境となる恐れもあります。

毎日行う必要のあるバスケット清掃は自分で行い、他の部分に関しては定期的に業者に清掃を依頼しましょう。プロの清掃技術で、衛生的な環境を保持することで、健全な飲食店の経営ができます。

当社のグリストラップ清掃料金

定期グリーストラップ清掃
※大きさにより価格が変わることもあります
15,000円~/回
スポット清掃
※年間計画を提案させていただきます
25,000円~/回
※金額はいずれも税抜です

環境システム社のグリストラップ清掃事例

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