オフィスの廊下

ブログ

ホーム > ブログ > 施設清掃で環境配慮はできる?エコ清掃の取り組み方法

施設清掃で環境配慮はできる?エコ清掃の取り組み方法

ブログ

エコ洗剤・道具・運用ルールを段階的に導入する方法

【この記事のポイント】

「エコ清掃」とは何かを、環境にやさしい洗剤・掃除道具・清掃頻度・廃棄物削減といった具体的な要素に分解して解説します。

宿泊施設やハウスクリーニング会社が実際に取り入れている、「連泊エコ清掃」や「高生分解性エコ洗剤」の事例から、現場のリアルなメリット・デメリットを見ていきます。

最後に、あなたの施設で今からできる「エコ清掃導入ステップ」を、”洗剤の見直し→道具の見直し→運用ルール→対外発信”の4段階で整理します。

今日のおさらい:要点3つ

一言で言うと、「エコ清掃=優しい洗剤を使うこと」ではなく、「洗剤・水・電気・ゴミの使い方を設計し直すこと」です。

最も重要なのは、①植物由来・高生分解性の洗剤やエコ洗剤、②マイクロファイバーなど再利用できる道具、③連泊時のエコ清掃など”減らす仕組み”の3点を組み合わせることです。

迷っているなら、まずは「洗剤を3~4種類に整理して、一部をエコ洗剤に置き換える」「連泊エコ清掃の導入を検討する」など、影響範囲が限定されるところから始めるのがおすすめです。

この記事の結論

一言で言うと「施設清掃で環境配慮するには、”ちょっといいことをやる”のではなく、”環境負荷の少ないやり方を標準にする”必要がある」。

最も重要なのは、①エコ洗剤・再利用可能な道具・節水・省エネ・ゴミ削減を”清掃ルール”として組み込むこと、②利用者にも協力をお願いする仕組み(連泊エコ清掃カードなど)を作ることです。

失敗しないためには、「環境に良さそうだから」と感覚で選ぶのではなく、洗浄力・安全性・コスト・現場の負担を現実的に比較しながら、段階的にエコ清掃の範囲を広げることが欠かせません。

エコ清掃とは何か?基本の考え方

① 環境にやさしい洗剤・道具・運用で、負荷を”減らす掃除”

エコ清掃の解説では、エコ清掃を次のように定義しています。

  • 植物由来・高生分解性の洗剤など、環境負荷の少ない洗剤を使う
  • 再利用可能な掃除クロスやスポンジ、リフィル式洗剤ボトルを使い、使い捨てプラスチックや紙タオルの消費を減らす
  • 水や電力の使用量、廃棄物の量を減らす清掃方法や頻度を設計する

具体的には、以下のようなアイテムが挙げられています。

  • 植物由来の洗剤(ヤシ油由来クリーナー、クエン酸スプレーなど)
  • マイクロファイバークロス・竹繊維クロスなどの再利用クロス
  • リフィル式ボトルによる詰め替え運用
  • 生分解性スポンジなど、自然に還りやすい道具

エコ清掃は「特別な何か」ではなく、「汚れの落ち方・環境負荷・現場の負担」のバランスを取り直す作業に近いです。

② 連泊エコ清掃—ホテル業界が先にやっている仕組み

ホテル業界では、エコ清掃がかなり実務レベルで進んでいます。

連泊中の客室清掃やシーツ・枕カバーの交換を行わず、ゴミ回収とタオル交換に絞ることで、水・電力・洗剤・リネン洗濯に伴うCO2排出・廃棄物を削減する取り組みです。

あるホテルのエコ清掃案内では、以下のように説明されています。

連泊時にエコ清掃を選んだ場合、客室清掃とリネン交換を行わず、「タオル交換+ゴミ回収のみ」を実施。この取り組みによって、CO2や廃棄物の削減、SDGsの推進につなげている。

エコ清掃は、「清掃をサボる」のではなく、「利用者と一緒に”減らせるところ”を減らす」発想です。

③ エコ洗剤の具体例—生分解性・安全性・洗浄力

ハウスクリーニング会社が採用しているエコ洗剤の例を見てみると、共通する特徴があります。

あるエコ洗剤の説明では、以下のポイントが挙げられています。

  • 石油成分不使用
  • 生分解性90%以上(自然界で分解されやすい)
  • トウモロコシ・ココナッツなど植物由来成分
  • 洗浄汚水は中性・無リンで、浄化槽のバクテリアを殺しにくい

別のエコ洗剤は、以下のように紹介されています。

もともとは乳牛の搾乳機洗浄用に開発されたもので、安全性と洗浄力の両立を重視。赤ちゃんの哺乳瓶洗浄にも使えるくらいの安全性を持ちながら、油汚れやタンパク汚れにも対応。

現場からのコメント:「正直、最初は”エコ”と聞いて洗浄力に不安がありました。でも、実際にテストしてみると、『この範囲なら問題なく置き換えられる』という感触を持てました」

エコ清掃を導入するための現場での工夫

① 実体験①—洗剤を「3種類」に整理して、一部をエコ洗剤に置き換えたオフィス

あるオフィスビルの清掃現場では、洗剤が10種類以上あり、現場のカートが常にパンパンでした。「どれをどこに使うか」がスタッフによってばらばらで、希釈も現場任せという状態でした。

管理会社と話し合い、以下の改善を行いました。

  • 用途別に洗剤を「ガラス用」「トイレ・水回り用」「床・共用部用」の3種類に整理
  • うち2種類を、生分解性が高く安全性も高いエコ洗剤に切り替え
  • 希釈率と使い方をマニュアル化し、ボトルラベルにも記載

3か月ほど運用した結果、以下の成果が得られました。

  • 洗剤の総使用量が約2割減少
  • 現場スタッフの「どれを使えばいいか」の迷いが減り、作業時間も微減
  • 排水に配慮したエコ洗剤導入を社内外に発信し、CSRレポートにも記載できるようになった

「全部エコ洗剤に変える」のではなく、「変えられるところから変える」で十分意味があります。

② 実体験②—宿泊施設の「連泊エコ清掃」で見えたメリットと課題

あるホテルチェーンでは、エコ清掃プロジェクトとして、連泊客に対し以下の選択肢を提供しました。

  • 通常清掃(毎日シーツ交換+客室清掃)
  • エコ清掃(タオル交換+ゴミ回収のみ)
  • 清掃不要

客室ドア内側のカードで選んでもらう仕組みを導入しました。

導入後、以下のような成果が得られました。

  • 全連泊客のうち、一定割合のゲストがエコ清掃を選択
  • 水・電力・洗剤・リネン洗濯の削減量を試算し、CO2削減効果として数値化

一方で、以下の課題も浮き彫りになりました。

  • 「毎日ベッドメイクしてほしい」という声も一定数あり
  • 案内表示の分かりやすさや、フロントでの説明の仕方が課題に

支配人からのコメント:「実は、全員にエコ清掃を強制するのではなく、”選べるようにする”ことで、環境配慮と満足度の両立を目指しました」

エコ清掃は「押しつけ」ではなく「選択肢」として提供することが現実的です。

③ よくある失敗—エコ洗剤を入れたものの、現場に浸透しない

エコ清掃の解説では、導入時のよくある失敗として以下が挙げられています。

  • 一部の担当者だけで洗剤を決め、現場スタッフへの説明・教育が不足
  • 「これからはエコ洗剤を使ってください」とだけ伝えて、使い方・注意点・メリットを共有しない
  • 結果的に、現場では以前の洗剤が”こっそり”使われ続ける

エコ清掃を「上からの決定」として押しつけると、現場は「また負担が増える」と感じてしまいがちです。

浸透させるポイント

  • テスト導入期間を設け、「実際の汚れ落ち」を現場と一緒に確認する
  • 現場スタッフの「ここは従来洗剤の方が良い」という声も受け止め、用途ごとに使い分ける
  • エコ洗剤のメリット(安全性・匂いの少なさ・手荒れしにくさなど)を共有し、現場の”得”も明確にする

よくある質問(FAQ)

Q1:エコ洗剤は、普通の洗剤に比べて洗浄力が弱いのでは?

A1: 商品によりますが、油汚れやタンパク汚れにもしっかり対応できるエコ洗剤も増えています。全ての用途を一気に置き換えるのではなく、「ガラス・床・軽い汚れ」などから段階的に導入するのが現実的です。

Q2:エコ清掃にすると、清掃コストは上がりますか?

A2: 単価が高い洗剤もありますが、水・電力・消耗品の削減と組み合わせることで、トータルではコスト増にならない、もしくは削減できるケースもあります。

Q3:どんな施設でもエコ清掃は導入できますか?

A3: はい。ホテル・オフィス・介護施設・工場など、どの施設でも「洗剤・道具・運用ルール」の見直しは可能です。ただし、医療や介護など高い衛生基準が必要な施設では、感染対策とのバランスを専門家と一緒に考える必要があります。

Q4:エコ清掃の効果をどうやって測ればいいですか?

A4: 水・電力使用量、洗剤や消耗品の購入量、ゴミの排出量などを、導入前後で比較する方法があります。ホテルなどでは、連泊エコ清掃の選択率やCO2削減量を指標にしている例もあります。

Q5:利用者への説明はどこまでした方が良いですか?

A5: ホテルのように利用者が清掃頻度に直接関わる場合は、部屋の案内カードやウェブサイトで「エコ清掃の目的と内容」を丁寧に説明するのが望ましいです。オフィスや施設の場合は、掲示やニュースレターなどで取り組みを紹介すると、共感を得やすくなります。

Q6:エコ清掃にすると、清掃時間が長くなりませんか?

A6: 洗剤を絞ることで作業の迷いが減ったり、帯電防止効果のある洗剤を使うことで再汚染が遅くなるなど、逆に効率が上がるケースもあります。導入前に小規模テストを行い、時間や手間の変化を確認することが重要です。

Q7:エコ清掃対応の清掃業者を選ぶポイントは?

A7: エコ洗剤の取り扱い実績、生分解性や安全性に関する説明、エコ清掃に関する提案事例などを確認すると良いです。また、「環境配慮=単価を上げる」のではなく、「運用全体の見直し」で提案してくれるかもポイントです。

まとめ

施設清掃で環境配慮を進めるには、「エコなことを一つやる」のではなく、「洗剤・道具・運用ルールを環境に優しい方向へ少しずつそろえる」ことが重要です。

すべてを一気に変える必要はありません。それよりも、「洗剤を整理する」「連泊エコ清掃を導入する」「再利用できる掃除道具に切り替える」といった現場で回る工夫を積み重ねた方が、結果的に環境負荷もコストも抑えやすくなります。


施設清掃とは?

温浴施設・医療施設・飲食店など、すべての施設に共通する「清潔を維持する考え方」についてはこちらをご覧ください。
👉https://kankyosoji.com/?p=14833

関連記事


🧹 株式会社 環境システム社

地域密着の清掃・警備サービス

📍 本社
〒501-6105
岐阜県岐阜市柳津町梅松1-100

📍 関東営業所
〒350-0857
埼玉県川越市松郷733-4

📞 TEL:058-387-7068
(本社につながります)


🚿 事業内容

・日常清掃管理業務
・定期清掃業務
・グリーストラップ清掃
・🚧 交通警備/🅿 駐車場警備


📩 お問い合わせ・資料請求

👉 https://kankyosoji.com/contact


📱 SNSでも情報発信中!

📸 Instagram
https://www.instagram.com/kankyosoji.keibi/

🎵 TikTok
https://www.tiktok.com/@kato.kankyo


💬 清掃・警備のことならお気軽にご相談ください!
現場に合わせた最適なプランをご提案いたします✨

値上がりした電気代を下げたい方へ

弊社では、値上がりした電気代を下げたいという業者様に向けて、エアコン電気料金の削減対策を行なっています。大掛かりな設置作業は不要なため、今すぐできる節電対策です。

資料

温浴施設専用・清掃完全マニュアル無料でお送りします。

温浴施設専門の清掃会社として培ってきた独自のノウハウが詰まった、温浴施設専用清掃マニュアルの資料を無料でお送りいたします。

まずはお気軽に
お問い合わせください