株式会社環境システム社は、「10年先のキレイを保つ清掃品質」の徹底により、日本全国の数多くの温浴施設・病院・福祉施設・飲食店などの清掃業務を請け負っています。
当社には、ホテルや温泉施設の管理者の方などから「浴室ガラスや鏡ウロコ除去をしてほしい」という清掃依頼を多く頂きます。
一生懸命に磨いても、鏡やガラスのウロコが落ちないことってありますよね。実は、ホテルや温泉施設のウロコは、一般家庭のウロコよりも強力に付着してしまう傾向があるのです。
ホテルや温泉施設のガラスや鏡のウロコは、施設を利用しているお客様からの評価に関わる部分ですから、いち早くなんとかしたいものです。
この記事では、なぜホテルや温泉施設のガラスや鏡のウロコが容易に落ちないのか、その原因と簡単にできるウロコ除去方法を「ガラスの主治医」として、ガラスの研磨・再生に長年の実績がある弊社が解説します。
温浴施設専門の清掃会社として培ってきた独自のノウハウが詰まった、温浴施設専用清掃マニュアルの資料を無料でお送りいたします。
ホテルや温泉施設のガラス・鏡のウロコは、なぜこれほどまでに綺麗にならないのでしょうか。日々多くの人が利用するホテルや温泉施設ならではのウロコや水垢汚れの原因をご紹介します。
一般家庭でも同様なのですが、基本的にホテルや温泉施設のウロコや水垢は、水道水などに含まれている「カルシウム」や「マグネシウム」などの金属イオン化合物がウロコ汚れの原因です。
鏡についた水の水分は蒸発をして無くなりますが、そのほかの成分が鏡に残ることで発生します。
一般家庭でも徐々に浸透してきましたが、これら物質のpH値は「アルカリ性」に該当します。
本来であれば「酸性成分」が含まれるクエン酸や専用洗剤を用いて、スポンジで擦り清掃することで、アルカリ性を打ち消す効果があり、ウロコは解消します。
しかし、それだけでは終わらないのが、強固なウロコや水垢なのです。
ガラスや鏡の水垢の原因となる水道水のミネラル分の量は、ホテルや温泉施設の立地条件によっても異なります。
一般的には、山や川からの自然のミネラルが多い地域では、水垢は多めになりますし、ミネラルが少ない地域では水垢は少なくなります。施設の立地場所によっても水垢のできる量が異なってくるのですね。
通常、浴室のガラスや鏡のウロコ・水垢は、酸性成分であるクエン酸等で擦れば落ちることが多いです。しかし、多くのホテルや温泉施設では「クエン酸や専用洗剤でも落ちない」とお困りの場合が多いです。
大前提として、ホテルや温泉施設と家庭のお風呂の使用時間が違うので
「カルシウム」や「マグネシウム」などの金属イオン化合物の量が比較にならないレベルで違います。
そのため清掃に必要な薬剤の量、研磨する時間も比較にならないレベルで必要になります。
またその他の理由として「温泉成分」が挙げられます。
カルシウムやマグネシウムなどの金属イオン化合物の汚れに、温泉成分が加わるとその性質が石並に硬いため、その状態で強い力を加えて磨いても、ガラス自体を傷つけてしまうのです。
ガラスに傷が入った状態で、さらにウロコや水垢が付着するため、いくら擦っても元通りの綺麗さには戻りません。
つまり、クエン酸や専用洗剤で擦ってもウロコの汚れが落ちない場合、温泉成分など別の原因を疑う必要があります。
温泉成分の他にも、温泉施設やホテルのガラスのウロコや水垢が落ちない原因があります。それは、多くの人間の体から付着した「皮脂汚れ」です。
皮脂汚れは、皮脂腺から分泌される脂のことで、中性脂肪や脂肪酸が含まれています。これらの脂が、水垢汚れに混ざり合い、より汚れを強固にしていると考えられています。
温浴施設全体の清掃については、以下の記事でも詳しく解説しています。是非合わせてお読みください。
ホテルや温泉施設でのガラスの水垢やウロコについて、一体どうしたら良いのでしょうか。
ここでは、弊社ならではのご提案として
1.ランダムサンダー E-Value EWS-220R 画像左
価格は3500円から4000円弱、当時ホームセンターで買いました。
ホームセンターにある開店するタイプなら安めの電動工具でOK
2.NCA ファブリックシート蛇口用 画像右
実際に使っています。この商品はかなり万能です。
難点は20枚購入か1枚だと送料が高い1枚が欲しかったら相談ください。
あとは100均で茶色ではなく、やわらかめの色のついたパットがあるので
それでも可能かもしれません。
3.クリームクレンザー(どんな商品でもOK)
4.浴室の鏡用ダイヤモンドパット
こちらの商品のレビューはたくさんネットにあがっているのでご存知の方も多いと思います。
今回使用のものは業務でも使用している大きいサイズです。根本的に変わりません。
動画 (結論 機械の研磨とダイヤモンドパットの両方で補い合う)
機械を使わないと時間と労力がかかりすぎるので
両方を使って水垢除去をするこれが肝です。
画像で結果を見ると
左から1回研磨、2回研磨、ダイヤモンドパットで研磨
計30分かかってないと思います。
ガラスや鏡のウロコ・水垢除去に用意するものは以下のとおりです。
まず市販のお風呂用中性洗剤でスポンジを使って軽くガラスの汚れを落としましょう。
なお、 このときの注意点は、柔らかめのスポンジを使用 することです。
次に、クエン酸水を作りましょう。洗面器等に水200mlとクエン酸小さじ1の容量で混ぜ合わせてください。
キッチンペーパーにさきほど作ったクエン酸水を染み込ませて、ガラスや鏡のウロコが目立つ部分に貼り合わせます。キッチンペーパーを貼る際は、空気が入らないように密着させるのがポイントです。クエン酸水がウロコや水垢に十分に浸透することで、汚れが落ちやすい状態を作り出せます。
次に、キッチンペーパーの上からラップを貼りましょう。ラップを貼ることで、クエン酸水の乾燥を防ぎ、水垢等の汚れにクエン酸水をより浸透させる狙いがあります。この状態で、1時間〜2時間は放置しましょう。
時間が経過したら、ラップとキッチンペーパーを剥がし、十分に水を含ませたスポンジでガラスを擦ります。水をたっぷりと含ませることで、スポンジで鏡面を傷つける心配が少なくなります。
最近ではメラミンスポンジが市販されていますが、実はメラミンスポンジは研磨効果のあるスポンジで汚れを落とすよりも削り取る作用があります。
この観点から、メラミンスポンジを使用してしまうと鏡面を傷つけ、かえって傷が悪化するケースもあります。
メラミンスポンジの鏡面への使用は、リスクが大きく弊社ではおすすめしてません。
ここまでご紹介したウロコ・水垢除去方法を駆使しても、汚れが取れない場合にはガラス再生・研磨を得意とする専門サービスに依頼をする方が、温泉施設の浴場のガラスや鏡を傷つけず安心です。
ガラスの水垢は、知識がない状態で行うとガラス表面に傷をつけてしまい、余計に汚れが広がります。
また、酸性洗剤を使用する際は、ガラスや鏡の表面を酸で焼いてしまう危険性もありますし、そもそも長期間使用しているため張替の検討も必要かもしれません。
自分でウロコ・水垢除去をしてみたけど、うまく取れないという場合は、是非1度、環境システム社へお電話ください。
温浴施設専門の清掃会社として培ってきた独自のノウハウが詰まった、温浴施設専用清掃マニュアルの資料を無料でお送りいたします。
清掃範囲 | 浴場 |
清掃時間 | am5:00〜am7:30(開店前2時間30分) |
清掃人数 | 5人 |
月額 | 60万円〜 |
清掃範囲 | 浴場・脱衣所・ロビースペース・岩盤フロア |
清掃時間 | am2:00〜am4:30(閉店後2時間30分) |
清掃人数 | 9人 |
月額 | 120万円〜 |
※地域や清掃内容によって価格が異なりますので、上記は一例です
※ご新規の場合、上記金額に加えて初期費用として2年間、月額5万円程度が加算されます。
カラン洗浄 | ¥700/個 |
鏡スケール等除去清掃 | ¥1,500/枚 |
高所換気扇洗浄 | ¥15,000/個 |
配管つまり防止洗浄(床面排水口) | ¥650/個所 |
壁面カビ除去清掃(高圧) | ¥8,000/10㎡ |
高所壁面カビ除去清掃 | ¥8,000/10㎡ |
浴場床滑り除去清掃 | ¥1,000/10㎡ |
浴場床スリップ防止作業 | ¥3,500/10㎡ |
浴場ガラススケール等除去清掃 | ¥8,000/10㎡ |
石材メンテナンス | ご相談ください |
天井埋込型4方向正方形タイプ | 23,000円 |
天井吊下げ型 | 25,000円 |
天井埋込ダクト型 | 31,000円 |
置き型タイプ | 25,000円 |
壁掛けタイプ(家庭用) | 13,000円 |
お掃除機能 | 17,500円 |
※金額はいずれも税抜です
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