慢性的な人手不足でどの業界でも求人募集を出しても応募してもらえない状況で清掃の求人がさらに難しいと感じられていると思います。しかしその前提のおかげで、今までの清掃員の時給も他の仕事とあまり遜色のない価格まで上がってきていることもあり、同じ時給の金額帯で比較すると能力の条件がほぼない清掃業はやり方次第で見てもらえる求人にすることは可能です。
この記事での人手不足の解消を結果から言うと今いる先輩社員さんたちが、せっかく応募してくれた新人さんに与える影響が大きいため、現在の職場環境を整えることが本来最優先されることと考えています。
職場環境の改善にも様々な項目があります。その①では人間関係に絞って書いていきます。
株式会社環境システム社は、「10年先のキレイを保つ清掃品質」の徹底により、日本全国の数多くの温浴施設・病院・福祉施設・飲食店などの清掃業務を請け負っています。
新人さんの離職含めて、今いる方の離職の原因に人間関係がおおきく影響しており、ストレートに表現するとその原因はいじめです。そして大人の職場におけるいじめの中身は ”仕事ができる・できない” によって発生する上下関係 によるものです。
仕事ができる人をリーダーに任命することがほとんどのパータンとなります。そのリーダーも当初は仕事の能力が低い人に対してがんばってもらおうと接してくれます。リーダーが最初から悪いわけではありません。マニュアルがないと少しずつ良くない方向に進んでいきます。
私たちの温浴施設の清掃は複数のセクションがたくさんあるため、1つのセクションをできる能力・複数セクションをできる能力とで区分けされます。能力が高い人ばかり揃わないため、全員が同じ待遇だと問題が起こりやすいのですが、それに応じた待遇が整っていれば、能力が劣る方に不満を持つことは本来ありません。
また、”1つのセクションすらできない人=さぼり癖のある人” への判定に役立ち、できない人の区分けと待遇を明確にすることで自ら退職をしてもらう仕組みも作っておくことが大事です。
マニュアルがなくて起こる問題① 能力の判定にリーダーの主観が大きくなる
能力判定の基準がないとほとんどのケースでリーダー基準になり、会社として問題は無いのに○○さんはだめ、△△さんはOKと勝手に決めてしまい、さらには出勤日数にも影響を与えるケースもあります。
最初は平等に判定をしようとしているんですが、上のように変わっていく要因は態度が悪い人を注意するストレスからだと思います。さぼっても大丈夫と思われると本当に厄介で、注意しても聞かないストレスが年々貯まり、嫌気がさし、ストレスを回避するため態度の悪さよりも、自分と相性が良い人なのか・そうでないのかに基準が変わって、メンバーを区別してしまうのです。
結果そのリーダーがメンバーにストレスを加える人になり、チームの雰囲気が悪くなっていくという流れです。
マニュアルがなくて起こる問題② 最初から勤怠・勤務態度が悪い人が放置される
①の状態であってもがんばってくれるリーダーのケースで明らかに態度の悪い新人さんを降格する仕組みがないために楽をできる職場と居座ってしまうことがあります。結果、チームの雰囲気は悪くなり、真面目な人がどんどん退職してしまい人が不足する流れです。
マニュアルで管理することの目的は真面目な人・意欲のある人が残ることにあります。清掃にしても毎日直に接することができないからこそ、モラルが保たれるルールが必要と感じます。
また、能力が高い人だけでチームは構成されません。おっとりした方でも真面目な人がチームに欠かせません。そのような人達が一定数いることでチームの雰囲気が良いとも感じています。
次回は真面目な人を増やすこととマニュアルの関係について情報提供したいと思います。
全国の温浴施設35店舗を担当する豊富な実績。当社の強みは「清掃の人材採用から管理まで丸投げ可能」「独自の清掃基準書を事前にご提案」「日々の清掃でのダブルチェック実施」「年間の清掃計画のご提案」です。
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