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【サウナ施設管理者必見】業務用サウナのカビ予防対策・清掃方法をご紹介

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サウナを経営されている方や施設の運営管理をされている方なら、サウナ室のカビ対策に頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。高温多湿な環境でカビが発生しやすいサウナでは、適切な対策を講じないと施設の衛生面や設備の劣化が避けられません。利用者の健康被害にもつながるカビを、どう予防していくのがよいのか、この記事ではその対処法をご紹介します。

この記事は、株式会社環境システム社が執筆しています。

株式会社環境システム社は、「10年先のキレイを保つ清掃品質」の徹底により、日本全国の数多くの温浴施設・病院・福祉施設・飲食店などの清掃業務を請け負っています。

サウナ施設のカビを放置したらどうなる?

サウナ施設でカビの発生に悩まされている経営者の方は多いのではないでしょうか。発生してしまったカビを放置してしまうとどのようなリスクがあるのかご紹介します。

お客様への健康被害

カビは呼吸器系疾患の原因になります。カビの胞子を吸い込むと喘息の発作を引き起こしたり、肺の機能を低下させる危険性があります。さらには、アレルギー反応を引き起こすこともあり、健康リスクは決して軽くありません。

このようにサウナ内のカビを放置すると、利用する人に多くの健康被害を及ぼす恐れがあるのと同時に、利用客へ不衛生な印象を与えてしまい、お客様の減少につながる恐れもあります。

カビによる設備の劣化

カビはサウナの設備自体にも悪影響を及ぼします。
サウナ室の壁や床、ベンチの木材には、湿気を帯びたカビが付着すると腐食が進行しますが、その他にも鉄製の設備にもカビが発生してしまうと、錆びの原因となり、設備の寿命を著しく縮めてしまうことにもつながります。

カビや錆びなどを放置することでどんどん進行していき、結果的に高額な清掃・修繕費用が発生してしまいます。

業務用サウナにカビが生える原因

カビの予防策をお伝えする前に、サウナ室内はなぜカビが生えやすいのか、その要因を解説します。

高温多湿な環境

サウナ室は一般的に80〜100度の高温環境で、湿度も80%以上と非常に高湿度です。
このような高温多湿な環境下はカビの温床となり、木材や壁などにすぐにカビが発生してしまいます。

密閉空間

サウナ室は外気を遮断した密閉された空間です。
高温で湯気も多いため、十分な換気が行われないとカビの温床になってしまいます。

清掃が行き届いていない

サウナ室の清掃が不十分だと、ホコリや汗・皮脂などの汚れが残り、カビの発生リスクが高まります。
隅々までこまめに清掃を行わないと、一度カビが発生するとその後の清掃が追いつかなくなる可能性があります。

業務用サウナのカビ対策

サウナ室内のカビを予防するための具体的な対策を見ていきましょう。

しっかりと換気をする

サウナ室内の適切な頻度で換気をすることで、湿度のコントロールが可能になり、カビの繁殖を食い止めることが可能になります。また、営業後の清掃の際には、室内の扉を完全に開放した状態でしっかりと換気を行い、湿気を外に逃がすようにしましょう。

こまめに拭き掃除を実施する

サウナを使用した後は、利用者の汗などから生じた「水滴」だけではなく、皮脂やほこりなどの汚れを確実に拭き取ることが重要なポイントとなります。

サウナ室内では、椅子や壁についた水滴はすぐに蒸発してしまいますが、汗や皮脂の汚れは残ってしまっておりこれがカビの原因になることが多くあるため、数時間に1回は拭き掃除をするなど決めてこまめに実施するようにしましょう。

カビの生えにくいサウナ設備を使用する

サウナ内にカビを繁殖させないため、木材よりもカビが生えにくい石壁にしたり、セメントの床にサワーロールと呼ばれる塩化ビニールの巻き取りができるすのこを敷く施設もあります。傷つきやすく丁寧に扱う必要がある木材を使用していない分、ブラシでしっかり洗うことができるため、汚れも落としやすいためカビが生えにくくなります。

石壁・サワーロールを使用している喜楽里別邸横浜青葉店様のサウナ

専門業者によるメンテナンス

定期的な専門業者によるメンテナンスも有効な予防策です。専門的な知識を持っているため、それぞれの施設にあった適切なメンテナンス内容を提案してくれます。自分で掃除するよりはコストがかかりますが、トータルでは効率的なカビ対策になるでしょう。

まずはご相談ください

環境システム社では、サウナ施設の日常清掃から清掃マニュアル作成代行まで幅広くお手伝いさせていただいております。

まずは一度ご相談ください。

業務用サウナのカビ除去方法

自分でカビを除去する方法

1.ブラシ洗剤で擦り落とす

まずはブラシやスポンジと専用洗剤を使って、掃除をしましょう。ブラシは硬すぎない柔らかめのものを選び、サウナの木材傷をつけないように気をつけましょう。

2.雑巾で拭き取る

次にカビを擦り落とした後の汚れを、濡れた雑巾で丁寧に拭き取ります。拭き残しがあると、カビ繁殖の原因になるため、洗剤が残らないようにしましょう。

3.よく乾かす

最後にサウナ内をしっかりと乾燥させることが重要です。換気扇で強制換気を行ったり、扉を開けて自然乾燥させるなど、完全に水分を取り除きましょう。

専門業社に任せる

自力でカビを除去するのが難しい場合や、カビの発生範囲が広範囲に及ぶ場合は、サウナ施設のカビ対策に実績のある専門業者に依頼しましょう。専門業者は、専用機材や専用洗剤を使って徹底したカビ除去作業を行えます。さらに熟練の技術者による適切なカビ除去で、再発のリスクを最小限に抑えられるのがメリットです。

加えて、カビの根本原因を特定し、再発防止のための提案や施工も期待できます。
初期費用は高くなる場合がありますが、トータルコストを抑えるためにも、適切なタイミングで専門業者に相談すると良いでしょう。

まずはご相談ください

環境システム社では、サウナ施設の日常清掃から清掃マニュアル作成代行まで幅広くお手伝いさせていただいております。

まずは一度ご相談ください。

合わせて読みたい記事

大浴場の清掃方法やガラスのウロコ汚れ、水垢の除去方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。是非合わせてお読みください。

カビ清掃時の注意点

ハイターは使わない

「カビ除去」と聞くと一般的にはハイターを使用すれば良いのでは?とお考えの方もいたっしゃいますが、ハイターを使用するとサウナ室内の木材が傷んでしまうため使用しないようにしましょう。

カビではなく灰汁かも?

よくカビと間違われるものに、木材の「灰汁(あく)」があります。灰汁とは、木材の時間が経過するにつれ現れる黒っぽいシミのことを指します。カビだと思って除去しようとしたけど除去できなかったということがあれば、もしかしたらそれは灰汁かもしれません。

灰汁はカビと異なり、人体に被害を与えることはないため放置しても問題ありませんが、気になるようであれば、専用の洗剤で除去することも可能です。カビなのか灰汁なのか判断が難しいということであれば、専門家に相談することをお勧めします。

綺麗な施設を維持するにはまずは仕組み化をご検討ください

サウナの施設は大きくはないため、少人数で管理ができますが、少人数であっても役割分担が明確にされていて、1人1人の作業量のバランスが適量でないと長く維持ができません。

せっかくなら施設を長く、キレイに維持していきたいと考えていらっしゃのであれば、ぜひとも初期段階の仕組みにする観点をもって清掃管理を考えていただけたら幸いです。

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まとめ

サウナ室内のカビの発生は施設の衛生面や設備の劣化、さらには利用者の健康被害にもつながる深刻な問題です。適切なカビ対策を講じることで、安全で快適なサウナ空間を保つことができるはずです。皆さまには、この記事を参考に、ぜひ抜本的なカビ対策に取り組んでいただきたいと思います。

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