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施設清掃で定期清掃は必要?日常清掃との違いを解説

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蓄積汚れを防ぎ、設備寿命を延ばすための計画的な清掃

【この記事のポイント】

「日常清掃」と「定期清掃」の目的・作業内容・頻度・費用構造の違いを、表にできるレベルで整理します。

実際の施設で、「日常清掃だけで回していた時期」と「定期清掃を組み込んだ後」の床・カーペット・クレーム・修繕コストの変化を、現場の声とともに紹介します。

最後に、「うちの施設はどの頻度でどこまで定期清掃を入れるべきか」を決めるための判断軸(業種・利用者数・床材・クレーム状況)をチェックリストとしてまとめます。

今日のおさらい:要点3つ

一言で言うと、「日常清掃は”今をきれいに保つもの”、定期清掃は”将来の汚れと劣化をリセットするもの”です。

最も重要なのは、日常清掃だけに頼らず、年2~4回程度の定期清掃(床洗浄+ワックス、カーペット洗浄、エアコン・ガラスなど)を計画的に組み込むことです。

迷っているなら、「目に見える黒ずみがあるエリア」「クレームが多いエリア」「床材や設備の単価が高いエリア」から優先して定期清掃を検討するのがおすすめです。

この記事の結論

一言で言うと「施設清掃の定期清掃は、日常清掃では落としきれない”蓄積汚れと劣化リスク”をリセットするために必要不可欠」です。

最も重要なのは、①日常清掃=毎日の衛生と印象維持、②定期清掃=年数回のリセットと設備寿命延長、と役割を分けて考え、建物・業種・利用状況に合わせた頻度を決めることです。

失敗しないためには、「安いから定期清掃をカットする」のではなく、「カットした結果、何年後にいくらの修繕・張り替え・クレームコストが発生するか」まで含めて判断する必要があります。

日常清掃と定期清掃の違いと役割

① 日常清掃—「今この瞬間の清潔感」を保つ仕事

日常清掃の定義として、各社の解説では次のようにまとめられています。

頻度: 毎日~週数回

目的: 日々の衛生状態と見た目の清潔感を保つ

主な作業:

  • 床の掃き掃除・モップ掛け
  • ゴミ箱の回収・分別
  • トイレ・洗面の清掃
  • 手すり・スイッチ・ドアノブ拭き
  • ガラスの簡単な拭き掃除

ポイント

  • 「日常的に発生する汚れ」をその日のうちに取り、快適さと衛生を維持
  • クレームや不快感(ゴミが落ちている・トイレが汚い)を防ぐ即効性のある清掃

「日常清掃をしっかりやっていれば大丈夫」と考えてしまうことがありますが、それだけでは”蓄積汚れ”は必ず残ります。

② 定期清掃—「蓄積汚れと劣化」をリセットする仕事

定期清掃の定義は、次のように整理されています。

頻度: 月1回~年数回(年2~3回が目安という解説も多い)

目的:

  • 日常清掃では落とせない蓄積汚れを除去
  • 床材やカーペット・設備の寿命を延ばす
  • 美観と衛生レベルを基準値まで戻す(リセット)

主な作業:

  • 床の機械洗浄+ワックスがけ(ポリッシャー・自動洗浄機の使用)
  • カーペット洗浄(高圧噴霧機+バキュームなど)
  • 高所ガラスや外壁の清掃
  • エアコン・ダクトの分解洗浄

清掃会社の解説では、日常清掃は「表面のきれいさを保つ」、定期清掃は「見えにくい汚れをリセットする」と表現されています。

③ 2つを組み合わせることで、費用対効果が最大になる

プロ清掃会社は口を揃えて、「日常清掃と定期清掃は片方だけでは不十分」「2つを組み合わせることで、費用対効果が最大化する」と解説しています。

日常清掃だけだと:

  • 床に少しずつワックスの汚れ・ゴム跡・油分が蓄積
  • カーペット内部にダニ・ホコリ・細かいゴミが溜まる
  • エアコン内部のカビ・ホコリが増え、ニオイや効率低下を招く

一方で定期清掃を組み込むと:

  • 蓄積汚れを定期的に除去し、日常清掃の効果が持続する
  • クレームや大規模修繕(床材の張り替え・カーペット総入れ替え)を先送りできる

「定期清掃を削って浮いたコスト」は、数年後の修繕費やクレーム対応で”倍返し”になることもあります。

実体験から分かる、定期清掃の有無によるビフォーアフター

① 実体験①—定期清掃をやめたら、床の張り替え費用が跳ね上がったオフィス

あるオフィスビルでは、コスト削減の一環として、それまで年2回実施していた床の定期洗浄+ワックスを中止しました。日常清掃(モップ掛け・掃除機)に絞る方針に変更しました。

1~2年目は、目に見える大きな変化は少なかったものの、3年目あたりから、エントランス・エレベーターホールの床が黒ずんで見えるようになりました。テナントから「前より暗く見える」という声が増加しました。

結局、フロア全面の床材張り替えとワックス剥離・再施工が必要になり、定期清掃を続けていた場合よりも、トータルコストが高くついてしまったという報告があります。

管理担当者からのコメント:「実は、”定期清掃を削る=得”と短期で考えていました。でも、床材単価や施工費を考えると、『あの年2回』は先行投資だったと痛感しました」

② 実体験②—カーペットの定期洗浄を入れて、クレームとニオイが減った店舗

別の商業施設では、日常清掃でカーペットに掃除機をかけるのみという状態でした。「見た目はきれい」だが、雨の日や湿気の高い日に、カーペットからのニオイが気になるという課題がありました。

清掃会社の提案で、年2回のカーペット定期洗浄(高圧噴霧+バキューム+乾燥)を導入しました。清掃後は、営業時間に影響しない夜間・定休日に実施しました。

すると、以下のような成果が見られました。

  • 「床がふわっと明るくなった」とスタッフが感じるほど、見た目が改善
  • 梅雨時のニオイや、座り込んだときの”湿った感じ”が減り、「床がなんとなく古い感じ」という来店者の声がほぼなくなった

店長からのコメント:「正直なところ、カーペット洗浄なんて必要なのか疑っていました。でも、やってみると『これが本来の色だったんだ』と驚きました」

③ よくある失敗—定期清掃の頻度を「感覚」で決めてしまう

定期清掃の頻度については、「月1回」「年4回」など、なんとなくで決めているケースも少なくありません。

清掃会社の解説では、頻度を決めるときの軸として、以下を挙げています。

  • 業種(オフィス・商業施設・飲食・医療・福祉など)
  • 利用者数・来館者数
  • 床材の種類(Pタイル・長尺シート・カーペットなど)
  • クレームや汚れの発生状況

「ここを考えずに頻度を決めると、過剰清掃や清掃不足につながる」と注意喚起しています。

「年2回で十分な施設」と「月1回でも足りない施設」が混在しています。他社の真似ではなく、自分の施設の条件で決める必要があります。

よくある質問(FAQ)

Q1:日常清掃と定期清掃の一番大きな違いは何ですか?

A1: 日常清掃は「毎日~週数回」の頻度で、目に見える汚れやゴミを取り除き、今この瞬間の清潔感を保つことが目的です。一方、定期清掃は「月1回~年数回」の頻度で、蓄積汚れや見えにくい汚れをリセットし、床材・設備の寿命を延ばすことが目的です。

Q2:定期清掃は、どのくらいの頻度が一般的ですか?

A2: 施設や業種によりますが、床の洗浄+ワックスは年2~3回、カーペット洗浄は年1~2回が一つの目安とされています。来館者の多い施設や飲食・医療系では、より頻繁な清掃が必要な場合もあります。

Q3:日常清掃だけで、定期清掃を入れないとどうなりますか?

A3: 表面は一見きれいでも、床の黒ずみやワックスの劣化、カーペット内部の汚れが蓄積し、数年単位で美観・衛生・設備寿命に影響します。結果として、より高額な張り替え・大規模清掃が必要になるケースが多いです。

Q4:定期清掃の費用は高くありませんか?

A4: 1回あたりの費用は日常清掃より高額になることが多いですが、床材や設備の寿命延長・クレーム減少・印象向上を考えると、長期的にはコスト削減につながるとされています。

Q5:どの清掃箇所から定期清掃を始めるべきですか?

A5: エントランス・ロビー・トイレ・共用廊下など、来訪者の目に触れやすく、かつ汚れが溜まりやすい場所から始めるのがおすすめです。

Q6:定期清掃は、必ず専門業者に頼むべきですか?

A6: ポリッシャーによる床洗浄や高所ガラス・カーペット洗浄などは、機材と技術が必要なため、専門業者に依頼するのが一般的です。日常清掃の延長で無理に行うと、床材を傷めたり事故のリスクが高まります。

Q7:定期清掃の効果をどうやって評価すれば良いですか?

A7: 床の光沢・黒ずみの変化、カーペットの見た目・ニオイ、クレーム件数、清掃後の写真比較などで評価できます。床材・設備の交換サイクルが伸びているかも、長期的な重要指標です。

まとめ

施設清掃における日常清掃と定期清掃は、「今の快適さ」と「将来の資産価値と衛生」を守るための両輪です。日常清掃だけでは蓄積汚れと劣化を防ぎきれず、定期清掃だけでは日々のクレームを防げません。

「定期清掃を削って経費を浮かせる」という発想は短期的には魅力的に見えますが、床やカーペットの張り替え・設備洗浄・クレーム対応という形で、数年後に大きなコストとして戻ってくることが多いです。


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