コラム

清掃業務で、厨房、廊下、オフィスフロア、エントランスなどの掃除すべき場所は、さまざまです。
中でも、多くの施設に設けられており、清掃スタッフの募集要件にも多く登場しているのが、「トイレ清掃」です。
トイレ清掃は、高い清潔度が求められるだけでなく、一つの施設に複数あるため、清掃業務の効率化における重要な工程です。
今回は、弊社が温浴施設で実施しているトイレ清掃のマニュアルと効率的な掃除に欠かせない道具を紹介します。

マニュアルのプロが考えるトイレの清掃手順とは…

ここでは、大まかな掃除するべき箇所と流れなどを確認していきます。

トイレ清掃の手順１：トイレ内の床除塵　※モップによる拭きあげは最後

• 近年の施設ではトイレの床材はタイルではなくなってきているため、水を使用した床清掃はしないことが多くなっています。そのため床清掃は掃除機によるゴミの除去とモップによる拭きあげになります。

• また、掃除機をかけながら、汚物の回収、大便器の詰まりや嘔吐物の有無、大便器や小便器の全体的な汚れの度合いをチェックしておきます。（汚れの度合い・匂いなどによって、他の洗剤を使用することもあるので）

トイレ清掃の手順3：壁・備品の拭き掃除

• 壁はひざ下の飛散が考えられる場所を洗剤・便器用のタオルで
• 備品・便座の表（汚れがない場合）はタオル２で拭きあげ　洗剤 必要に応じてアルコール　拭きあげ

トイレ清掃の手順4：洗面台の掃除　※トイレの近くの場合は床モップ拭きの前

• ガラスや陶器の洗面ボウルは傷がつきやすいため、ウエスやスポンジを使い分けて清掃します。
• その後に拭きあげを行います。ガラス・蛇口は吸水タオルで、洗面台はタオル２で水滴を拭き取ります。

トイレ清掃の手順5：床のモップ拭き

トイレ清掃の手順6：　最終チェック・備品の補充をしよう

トイレットペーパーなどの消耗品が不足した場合に補充をして、よくある三角おりを行います。

トイレ清掃を効率化し、質を向上させるポイントとは…

弊社のお客様の温浴施設内の男女トイレは割と大きく、脱衣場とホールの複数にあることが多く、清掃時間としては３０分ほどかかっています。そのため、より大規模な施設では清掃員を「日常清掃」と「トイレ清掃」の2つのタイプに分け、トイレ清掃専門スタッフを確保する業者もあります。

清掃業務全体の効率化に大きな影響を与える、トイレ清掃の効率化や質を向上させるポイントを挙げていきましょう。

１．トイレセット一式で道具を準備する

どの清掃においても効率的に掃除するには、清掃用具が統一されていること、道具と使用方法がパターン化されていることが重要です。

２．

２．どこでも同じ洗剤にすることで道具を増やさない

毎日清掃すればそこまでの大きな汚れはつきません。強力な洗剤でなくて良いということです。
そこで弊社はアルカリ電解水を使用しています。それなりの洗剤の力で、洗剤が成分が残らない。地味に作業効率をあげてくれます。

人材不足が課題になって久しい清掃業界は、まずトイレ清掃の効率化について考えてみてはいかがでしょうか。