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飲食店の施設清掃で必要な道具・洗剤セット一覧!場所別の使い分け方

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洗剤は何種類必要?厨房・客席・トイレ別に揃えるべき道具リスト

飲食店の日常清掃に必要な洗剤は、基本的に5種類で足ります。
アルカリ性洗剤(油汚れ)、中性洗剤(日常の拭き掃除)、酸性洗剤(水垢・尿石)、塩素系漂白剤(除菌・カビ)、アルコール製剤(調理台の除菌)。
この5つを場所ごとに使い分けるのが基本です。
開業準備やスタッフ教育のタイミングで、ホームセンターの洗剤売り場の前に立ち尽くす。
「種類が多すぎて選べない」「とりあえず全部買うと高くつく」。
そんな迷いが生まれるのは、洗剤のラベルには用途は書いてあっても「飲食店のどの場所に使うか」までは書いていないからです。
この記事では、厨房・客席・トイレの場所別に揃えるべき道具と洗剤を一覧化し、混ぜてはいけない組み合わせなどの注意点まで整理します。
読み終えれば、自店に必要なものだけを過不足なく揃えられる状態になります。

この記事のポイント3つ

  • 洗剤は汚れの性質に合わせて5種類。「油はアルカリ、水垢は酸」が使い分けの原則
  • 道具は場所ごとに色分けして専用化。厨房とトイレの兼用は衛生上NG
  • 塩素系と酸性洗剤の併用は有毒ガス発生の危険。保管と教育もセットで考える

この記事の結論

  • 一言で言うと「5種類の洗剤+場所別の色分け道具」が飲食店清掃の基本セット
  • 日常清掃は市販品で十分。固着した油や黒ずみはプロ用洗剤・機材の領域
  • 揃える金額の目安は小規模店で初期1〜3万円程度が一般的
  • 道具選びより「使い分けルールをスタッフ全員で守れるか」が品質を決める

場所別・道具と洗剤の一覧。何をどこに使うか

厨房に揃えるもの一覧。油汚れはアルカリ性が原則

厨房の敵は油です。
油は酸性の汚れなので、反対の性質を持つアルカリ性洗剤で中和して落とすのが原則。
揃えるべきは、アルカリ性洗剤(コンロ・フード・壁面)、中性洗剤(床の日常洗浄)、アルコール製剤(調理台・まな板周り)、塩素系漂白剤(シンク・排水口の除菌)です。
道具は、デッキブラシ、水切りワイパー、スポンジ、ナイロンたわし、耐油性の手袋、床用モップ。
グリーストラップがある店舗は、専用の網かごすくいとヘラも必須です。
よくあるのが、換気扇の頑固な油に強力洗剤を素手で使って手荒れするケース。
アルカリ性の強い洗剤ほどゴム手袋と保護メガネが必要です。
また、油汚れは温度が高いほど落ちやすい性質があります。
営業終了直後、コンロ周りがまだ温かいうちに拭き上げる。
この習慣だけで洗剤の使用量が減り、週末の大掃除がぐっと楽になります。
冷えて固まった油と格闘する時間は、段取りひとつで減らせるのです。

客席・ホールに揃えるもの一覧。お客様の目線で選ぶ

客席は「除菌」より「見た目と手触り」が主戦場です。
中性洗剤、アルコール製剤、ガラス用クリーナーの3つがあれば大半に対応できます。
道具は、テーブル用ダスター(使い捨てか色分け管理)、フロアモップ、掃除機かフロアワイパー、窓・鏡用のスクイジー。
椅子の座面は素材で道具が変わります。
布張りなら粘着ローラーと布用クリーナー、合皮なら固く絞ったダスターで十分です。
意外と見落とされるのがメニューブックと調味料入れ。
お客様が最も長く触れる備品なので、アルコール製剤での定期的な拭き上げをリストに入れておきましょう。
ある居酒屋では、テーブル拭きと床拭きの雑巾が同じバケツに入っていて、常連客に指摘されたことがあったそうです。
それ以来、テーブル用は青、床用は緑と色を分け、バケツも別にした。
それだけでスタッフの意識も変わり、拭き残しの指摘が減ったといいます。

トイレに揃えるもの一覧。酸性洗剤と専用道具で完全分離

トイレは酸性洗剤の出番です。
便器の黄ばみや尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤でないと分解できません。
揃えるべきは、酸性トイレ用洗剤、中性洗剤(床・壁の日常清掃)、塩素系漂白剤(週次の除菌)、トイレブラシ、使い捨て手袋、トイレ専用ダスター(赤など目立つ色で完全専用化)。
ここで絶対に守るべきルールが1つ。
塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない、時間を空けずに続けて使わないことです。
混ざると有毒な塩素ガスが発生し、実際に事故も起きています。
製品にも「まぜるな危険」と表示されているとおり、同じ日に使う場合は十分に洗い流し、換気を徹底してください。

使い分けのルール化と、プロ仕様との違い

色分け管理と保管ルール。道具は「場所専用」が鉄則

道具の使い分けは、性善説ではなくルールで守ります。
おすすめは色分け管理です。
厨房は青、客席は緑、トイレは赤など、ダスターやスポンジの色を場所ごとに固定し、保管場所も分ける。
食品衛生法に基づくHACCP制度化では、一般衛生管理として器具の洗浄・消毒・保管のルール化が求められており、清掃道具の管理もその一部と考えるのが自然です。
洗剤の保管は、直射日光と高温を避け、食品と明確に区別した場所へ。
希釈して使う洗剤は、スプレーボトルに必ず中身と希釈倍率を記載します。
「これ何の液?」が現場から出る状態は、誤使用事故の一歩手前です。
ケースによりますが、アルバイト中心の店舗なら、洗剤ボトルに「使う場所の写真」を貼るのも効果的。
文字のルールより、目で見て分かる仕組みのほうが定着します。
新人が入るたびに口頭で教える手間も減り、教育コストの削減にもつながります。

市販品とプロ仕様の違い。どこからが業者の領域か

市販洗剤とプロ用洗剤の違いは、ざっくり言えば成分の濃度と用途の絞り込みです。
プロ用は高濃度・高アルカリのものが多く、固着した油や床の黒ずみに効く一方、素材を傷めるリスクや取り扱いの危険も上がります。
正直なところ、日常清掃は市販品で十分です。
一方、次の3つはプロの機材の領域と考えてください。
①レンジフードの分解洗浄(高濃度アルカリ+浸け置き槽)。
②床のポリッシャー洗浄と剥離作業。
③排水管の高圧洗浄。
ここを自力でやろうとして、換気扇の塗装を溶かした、床材を変色させたという失敗は珍しくありません。
道具を買い足すより、頻度を決めて業者に任せるほうが結果的に安くつく領域です。

ある焼肉店の見直し事例。道具を減らしたら品質が上がった

ある焼肉店では、歴代スタッフが買い足した洗剤が棚に14種類並んでいました。
どれを何に使うのか、答えられるスタッフは一人もいない。
閉店後の清掃も、人によって使う洗剤がバラバラでした。
清掃業者に相談したところ、返ってきた提案は意外にも「買い足し」ではなく「削減」。
現場スタッフ曰く「洗剤は5種類に絞って、使う場所をラベルで貼り出したほうが、絶対にきれいになりますよ」。
最初は半信半疑だったものの、5種類+色分け道具に整理し、壁に一覧表を貼ってから1か月。
新人でも迷わず清掃できるようになり、開店前チェックでの拭き直しがほぼなくなったそうです。
道具は数ではなく、迷わない仕組み。
これが現場の結論でした。

よくある質問

Q1:最低限そろえるなら洗剤は何種類ですか?

A1: 5種類です。
アルカリ性(油)、中性(日常)、酸性(水垢・尿石)、塩素系漂白剤(除菌)、アルコール製剤(調理台)。
これで飲食店の日常清掃の9割に対応できます。

Q2:初期費用はいくらくらいかかりますか?

A2: 小規模店なら洗剤と道具一式で1〜3万円程度が一般的な目安です。
プロ用機材(ポリッシャー等)は数万〜数十万円になるため、購入より業者委託が現実的です。

Q3:洗剤を混ぜて使ってもいいですか?

A3: 原則NGです。
特に塩素系と酸性の組み合わせは有毒ガスが発生し危険です。
「まぜるな危険」表示を確認し、併用時は洗い流しと換気を徹底してください。

Q4:ダスターやスポンジはどのくらいで交換しますか?

A4: 使用頻度によりますが、スポンジは2〜4週間、ダスターはほつれや臭いが出たら即交換が目安です。
消耗品をケチると衛生面で逆効果になります。

Q5:厨房とトイレの道具を兼用したらダメですか?

A5: 衛生上NGです。
交差汚染の原因になるため、色分けで完全に分離してください。
HACCPの一般衛生管理でも器具の区分管理が基本とされています。

Q6:アルコール製剤はどこに使えばいいですか?

A6: 調理台・まな板周り・テーブルなど、食品が触れる場所の除菌に使います。
汚れを落とす力は弱いため、中性洗剤で拭いた後の仕上げ除菌が正しい順番です。

Q7:プロに任せるべき清掃はどこですか?

A7: レンジフード分解洗浄・床のポリッシャー洗浄・排水管高圧洗浄の3つです。
専用機材と薬剤が必要な領域で、自力対応は素材を傷めるリスクがあります。

まとめ

この記事のまとめ:要点3つ

  • 洗剤は5種類を場所別に使い分け。「油はアルカリ、尿石は酸」が原則
  • 道具は色分けで場所専用化し、保管とラベルのルールをスタッフ全員で共有する
  • 固着汚れと分解・高圧洗浄はプロの領域。買い足すより委託が安全で確実

まずは自店の洗剤棚を開けて、5種類に整理するところから始めてみてください。
使い分けに迷う場所や、自力では落ちない汚れが見つかったら、現場を見て提案してくれる清掃業者に相談するのが確実です。


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