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温浴施設の施設清掃で重要な配管衛生の管理ポイント|プロが教える清掃の注意点

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温浴施設の施設清掃における配管衛生をどう管理する?見えない場所のメンテナンス注意点

温浴施設の施設清掃では、浴槽まわりだけでなく「配管衛生の管理」を計画的に行うことが、安全と信頼を守る最大のポイントです。 レジオネラ症対策を満たす水質・換水・消毒・配管洗浄を組み合わせ、年次計画と日常点検を一体で運用することが重要です。


【この記事のポイント】

  • 温浴施設の施設清掃では、配管内部のバイオフィルム除去がレジオネラ症対策の要です。
  • 年1回以上の循環配管洗浄と、日常の換水・塩素管理・目視点検をセットで管理する必要があります。
  • 自社だけで判断せず、ガイドラインに沿ったマニュアル整備と専門業者の定期活用が、安全運営の近道です。

この記事の結論(配管衛生管理の即答サマリー)

  • 温浴施設の配管衛生は「レジオネラ症防止指針どおりの清掃・消毒・配管洗浄」を定期的に実施することが最優先です。
  • 循環配管は年1回以上(望ましくは年1〜2回)、高濃度薬剤洗浄とバイオフィルム除去を行うことが推奨されます。
  • 日常清掃では、浴槽水の塩素濃度・濁り・スライムの有無を点検し、不具合の兆候を早期に把握することが重要です。
  • 現実的には、自治体・厚生労働省の手引きに沿った衛生管理マニュアルを作成し、スタッフ全員で運用する体制づくりが欠かせません。
  • 万が一、レジオネラ属菌が検出された場合は、営業自粛・徹底洗浄・再検査までを一連の危機対応フローとして事前に準備しておく必要があります。

温浴施設の施設清掃でなぜ配管衛生が最重要なのか?

温浴施設の配管は、利用者の目に触れない一方で、レジオネラ属菌が増殖しやすい「バイオフィルム(生物膜)」が形成される高リスク箇所です。 つまり、浴槽表面をどれだけ磨いても、配管・ろ過器・オーバーフロー槽などの水路を清掃・消毒しなければ、衛生トラブルを根本から防ぐことはできません。

  • 公衆浴場や温泉施設向けの「衛生管理の手引き」では、浴槽水は「レジオネラ属菌が検出されないこと(10CFU/100mL未満)」が基準とされています。
  • しかし、通常濃度の塩素消毒だけでは、生物膜内部の菌まで十分に死滅させられないことが指摘されています。
  • そのため、循環配管の定期洗浄(年1回以上)と、ろ過器・集毛器・オーバーフロー槽などの系統的な清掃が求められています。

例えば、大浴場・サウナ付きの温浴施設では、週末に利用者が集中すると皮脂・汚れ・スケールが一気に配管に流れ込みます。 実務的には、翌週初めにろ過器逆洗・ストレーナ清掃・配管洗浄の簡易チェックをルーチン化し、月次・年次でしっかりとした薬剤洗浄を組み合わせる運用が有効です。


レジオネラ症防止の3原則と配管の関係

最も大切なのは、レジオネラ症防止の3原則「つけない・増やさない・吸い込ませない」を、配管衛生にもそのまま適用することです。

  • 「つけない」 ために、浴槽・配管・ろ過器・タンクの洗浄とバイオフィルム除去を定期的に行います。
  • 「増やさない」 ために、遊離残留塩素濃度の維持や適切な湯温管理、換水頻度の確保が必要です。
  • 「吸い込ませない」 ためには、気泡浴・打たせ湯・シャワーなどエアロゾルが発生しやすい設備の水質管理を特に厳格にします。

循環式浴槽のレジオネラ症防止マニュアルでも、配管系の消毒・清掃を怠ると、浴槽の清掃だけでは菌の繁殖を許してしまうと明記されています。


温浴施設運営に与える経営リスクと信頼への影響

温浴施設でレジオネラ症が発生すると、一時的な営業停止だけでなく、風評被害・賠償・行政指導など大きな経営リスクにつながります。 こうした点を踏まえると、配管衛生は「コスト」ではなく「施設の信頼・安全・収益を左右する投資」と捉えることが現実的です。

  • 行政の講習会資料では、実際に営業停止や長期休業につながった事例が複数報告されています。
  • 一度トラブルが起きると、再開後も利用者数の回復には時間がかかり、長期的なブランド毀損が避けられません。
  • 一方で、衛生管理を積極的に発信している施設は「安心して利用できる」と評価される傾向があります。

当社・株式会社環境システム社としても、定期的な配管洗浄をご提案する際は、費用対効果だけでなく「リスク回避」と「安心感の見える化」をセットでご説明することを重視しています。


施設清掃の中で配管をどう位置づけるべきか?

一言で言うと、配管衛生は「日常清掃・定期清掃・年次メンテナンス」をつなぐ背骨のような役割を持ちます。

  • 日常: 床・浴槽・洗い場・ロッカーなどの表面清掃と同時に、水質・匂い・ぬめりの異常をチェックします。
  • 週次〜月次: ろ過器の逆洗、集毛器の清掃、配管の簡易洗浄や点検を行います。
  • 年次: 高濃度薬剤による循環配管洗浄、貯湯槽やオーバーフロー槽の徹底清掃、水質検査を実施します。

これらをバラバラに運用するのではなく、「清掃・衛生管理と設備管理を一元管理する視点」が、現場力を高めるカギです。


温浴施設の配管衛生をどう管理する?具体的な清掃・点検ステップ

ここでは、温浴施設の施設清掃の中で、配管衛生をどのように管理していくかを、実務に沿ったステップでご紹介します。 実務的には、「日常・週次・月次・年次」の4つの時間軸で手順を整理し、マニュアルとチェックシートに落とし込むことがポイントです。


日常清掃で押さえるべき配管まわりのチェック

日常清掃では、目に見える範囲の清掃に加え、配管トラブルの「前兆」を見逃さないことが重要です。

  • 浴槽水の透明度・匂い・泡立ち・ぬめりを毎日確認します。
  • オーバーフロー口・排水口・循環口の周辺にスライム状の汚れがないかを触って確認します。
  • 段差や床面の水たまり・排水不良がないかを確認し、配管詰まりの兆候を早期に把握します。
  • 塩素濃度は、遊離残留塩素0.4mg/L以上(または二酸化塩素0.1mg/L以上)を目安に測定・記録します。

スタッフ向けには、チェック項目をシンプルに絞り、紙またはタブレットで入力できる日報形式にすることで、抜け漏れを防ぎやすくなります。


週次〜月次で実施するろ過器・配管のメンテナンス

週次〜月次レベルでは、より踏み込んだメンテナンスを行い、配管内部に生物膜が厚くなる前に対処します。

  • ろ過器の逆洗・ストレーナ清掃: 少なくとも週1回以上の実施が推奨されています。
  • 集毛器の清掃: 髪の毛やゴミを毎日〜週数回取り除き、必要に応じて消毒します。
  • 循環配管の消毒: 週1回以上、適切な薬剤で消毒し、付着した生物膜を除去します。
  • 貯湯槽・タンクまわりの点検: 漏水・スケール・錆びの有無を確認します。

このレベルの作業は、施設スタッフでも対応しやすい一方、薬剤の濃度・時間管理を誤ると設備へ負荷を与える可能性もあるため、事前に専門業者と手順を確認しておくことをおすすめします。


年次の循環配管洗浄と水質検査のポイント

年次レベルでは、高濃度薬剤による本格的な循環配管洗浄と、水質検査をセットで行うことが基本です。 循環式浴槽向けのマニュアルでは、年1回以上の配管洗浄と、年2回以上の水質検査が推奨されています。

代表的な洗浄の流れ(例)

  1. 浴槽や設備の運転停止、利用者エリアの安全確保。
  2. 浴槽やろ過器・配管内の汚れを事前に可能な範囲で除去。
  3. 洗浄剤(過酸化水素や高濃度塩素など)を規定の濃度になるよう投入。
  4. 循環ポンプを稼働し、配管全体に洗浄剤を数時間循環させる。
  5. 洗浄後、浴槽水を排水し、配管内を清水で十分にすすぐ。
  6. 必要に応じて再度すすぎ循環を行い、残留薬剤がないか確認。
  7. 通常運転に戻した後、浴槽水の塩素濃度・pHを調整。
  8. レジオネラ属菌等の水質検査を実施し、基準値を満たしているか確認。

このプロセスは、設備の構造や配管の長さによって所要時間や薬剤量が変わるため、事前の現地調査と計画立案が欠かせません。


よくある質問

Q1. 温浴施設の配管はどのくらいの頻度で洗浄すべきですか? 目安として年1回以上の循環配管洗浄が望ましく、設備や利用状況によっては年2回の実施が推奨されます。

Q2. レジオネラ対策として、浴槽水の基準はどのように定められていますか? 厚生労働省の手引きでは、レジオネラ属菌は「検出されないこと(10CFU/100mL未満)」が基準となっています。

Q3. 塩素濃度はどの程度を維持すればよいですか? 遊離残留塩素0.4mg/L以上、または二酸化塩素0.1mg/L以上を維持することが推奨されています。

Q4. 日常清掃で配管の異常を見つけるポイントはありますか? 水の濁り・匂い・ぬめり、オーバーフロー口や循環口周辺のスライム、排水不良などが異常のサインになります。

Q5. 高濃度の塩素や過酸化水素による配管洗浄は安全ですか? 手順と濃度・時間を守れば有効な方法ですが、設備への負荷もあるため、専門的な知識に基づき計画的に行う必要があります。

Q6. レジオネラ属菌が検出された場合、まず何をすべきですか? 自主判断で薬剤追加を行わず、営業自粛・関係機関への相談・徹底洗浄・再検査を一連の流れで実施することが重要です。

Q7. 小規模な温浴施設でも配管洗浄は必要ですか? 規模に関わらず循環式浴槽であればレジオネラリスクは存在するため、小規模施設でも定期的な配管洗浄が必要です。

Q8. 配管洗浄を外部業者に依頼するメリットは何ですか? 設備構造に応じた薬剤選定・濃度管理・安全対策を任せられるほか、作業時間の短縮とトラブル防止が期待できます。

Q9. 衛生管理マニュアルには何を盛り込むべきですか? 日常〜年次までの清掃手順、塩素・pHの管理基準、配管洗浄スケジュール、異常時の対応フローを明文化することが必要です。

Q10. 温浴施設スタッフの教育で優先すべき点は何ですか? レジオネラ症のリスクと3原則、チェック項目の意味、水質と配管衛生の関係を理解してもらうことが重要です。


まとめ

  • 温浴施設の施設清掃では、浴槽まわりの見える清掃だけでなく、循環配管・ろ過器・貯湯槽など見えない部分の衛生管理が安全の土台になります。
  • 配管衛生の管理ポイントは、日常の水質・ぬめりチェック、週次〜月次のろ過器・配管消毒、年次の高濃度薬剤洗浄と水質検査を組み合わせることです。
  • レジオネラ症防止指針や自治体の手引きに沿ったマニュアルを整備し、専門業者と連携しながら計画的に配管衛生を管理することが、事故防止と施設の信頼を守る最も確実な方法です。

東海地方の温浴施設の配管衛生管理・施設清掃については、株式会社環境システム社までお気軽にご相談ください。


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