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温浴施設の電気代は月々どれくらい?削減する6つの方法

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温浴施設を運営していくには、高額な光熱費が必要になります。

近年は、24時間営業している大規模な温浴施設も人気があります。営業時間が長いと、照明は常に点灯し、エアコンも稼働し続けなければなりません。

今回は、温浴施設の月々の電気代費用はいくらかかるのか、また、電気代を削減する6つの方法をご紹介します。

この記事は、株式会社環境システム社が執筆しています。

株式会社環境システム社は、「10年先のキレイを保つ清掃品質」の徹底により、日本全国の数多くの温浴施設・病院・福祉施設・飲食店などの清掃業務を請け負っています。

温浴施設を運営するのに必要な費用

温浴施設を運営するのには、水道代が高額となるイメージをお持ちの方もいるでしょう。

実際には、水道代に加え、電気代や消耗品費など、多くの費用がかかります。

温浴施設を運営していくにあたって必要となる費用は、立地や施設の規模によっても異なりますが、数百万円から数千万円になると言われています。

さまざまな費用の中でも、大きな割合を占めているのが「光熱費」です。

温浴施設の種類によって異なる

温浴施設といっても、多くの種類があります。例えば、入浴を楽しむ銭湯や日帰りの入浴施設が挙げられます。

その他にも、飲食施設や岩盤浴、マッサージ、娯楽施設など入浴以外のサービスに取り組んでいるスーパー銭湯や健康ランドもあるでしょう。

温浴施設の種類によって必要となる費用は異なるため、一概には言えませんが、1日1,000人が利用するような大型温浴施設だと水道代だけで約200万円前後かかります。

温浴施設の光熱費や電気代

水道代に加えて、温浴施設の光熱費や電気代も高額です。空調を20台稼働している温浴施設だと、電気代は年間約600万円かかります。

平成31年3月に発行された厚生労働省の「収益力の向上に向けた取組みのヒント」によると、経営課題として「燃料費の上昇」や「光熱費の上昇」、「水道代の上昇」が挙げられます。

温浴施設の経営には、光熱費や電気代が大きく関係していることをご理解いただけたでしょう。

経営課題では、「客数の減少」も取り上げられており、接客サービスの充実が求められています。

近年人気を集めている24時間営業の健康ランドやスーパー銭湯は、休憩スペースや飲食施設など入浴以外にかかるコストが膨大になりがちです。

多くの人に利用してもらうには、サービスを充実させる必要がありますが、そのぶん電気代もかかります。

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温浴施設の電気代を削減する方法

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温浴施設は、衛生面の問題から水道代を削減するのは難しいです。浴室の水は定期的に替えなければならず、浴槽の掃除にも多くの水が必要になります。

水道代の節約よりも、光熱費の節約の方がしやすいでしょう。

温浴施設の電気代を削減する方法をご紹介します。

1. 空調の設定温度

温浴施設の営業中は、エアコンを稼働させていることが多く、特に真夏や真冬には、エアコンの消費電力が高くなりがちです。

環境省によると、夏場は室温28度、冬場は20度になるような温度設定が望ましいと定義されています。

エアコン設定温度を1度緩和した場合の消費電力量は、冷房時は約13%、暖房時は約10%削減されると見込まれています。

エアコンの設定温度を1度~2度変更するだけでは、小さな節約方法と思われがちですが、施設全体の電気代が高額な温浴施設では、大きな節約に繋がるでしょう。

温浴施設は、いつも人が多い訳ではありません。

曜日や時間帯によって、利用客の数に差があるため、利用客が多いときと少ないとき、それぞれエアコンの温度設定をこまめに調節してください。

特に、平日や夜間など利用客が少ない時に、エアコンの設定温度を緩和するのがおすすめです。

2. 扇風機やサーキュレーターの活用

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エアコンを稼働させるときは、扇風機やサーキュレーターを活用するようにしてください。

風の流れを作り出し、室内の空気を循環させると、エアコンの冷暖房効率が上がり、電気代の節約になります。

また、脱衣室での急激な温度変化は身体に良くありません。

急激な温度変化を避けるためにも、休憩スペースは扇風機やサーキュレーターを活用し、エアコンの設定温度を緩和すると良いでしょう。約5%から8%の節約が可能です。

3. エアコン商材の活用

エアコンの消費電力を削減する商材の活用も検討してみるのも良いでしょう。

当社で取り扱っている「MS-RDK」と「MS-AC」を合わせて使用することで、エアコン消費電力が削減可能です。

「MS-RDK」は、吸い込む風量を落とさずに気流に変化を与え、ファン内の空気の滞留を防ぐことで熱交換の効率を上げる部材です。

エアコンのフィルターに置くだけで設置が完了で、特別な工事は必要ありません。空調の消費電力を13.5%削減可能です。

「MS-AC」は、エアコンの劣化原因となるコンプレッサーへの傷を修復し、消費電力を回復させます。

温浴施設など業務用エアコンを利用している場合、これらの商材を使用することで、5年間で約14万円の電気代節約に繋がります。

4. 室外機の管理

室外機は外に設置されており、直射日光が当たったり、雪が積もったりする変化にも、対策なしに放置されがちです。

室外機の状態が悪いままエアコンを使用し続けると、エアコン性能が悪化してしまいます。

夏場は日よけを設置し、冬場は雪が積もらないよう、周りの障害物を取り除くようにしてください。

日よけをすると消費電力が約2%から4%削減され、風通しを良くすると約5%の削減になるでしょう。

5. エアコンのフィルター清掃

温浴施設の営業形態によっては、24時間エアコンが稼働しているケースもあります。

フィルターも汚れやすくなっており、消費電力が上がる原因となってしまいます。こまめにフィルターを清掃すると、冷房時は約4%、暖房時は約6%省エネできるでしょう。

6. エアコンの清掃を業者へ依頼

エアコンの清掃は、フィルターだけではありません。内部の清掃も重要です。

しかし、エアコン内部洗浄は知識がないまま自己流でやると、エアコンが故障してしまう可能性も考えられるので、専門業社に依頼することをおすすめします。

当社では、エアコン分解洗浄に加えて、どのエアコンをどのタイミングで掃除をするかという「年間計画書」を作成し管理いたします。

エアコンの清掃に加え、温浴施設向けの清掃やメンテナンスにも取り組んでいますので、お困りごとがあれば気軽にご相談ください。

環境システム社の温浴施設清掃事例

電力業社の見直し

電力業社を見直すと、電気代の削減につながることがあります。数多くの電力会社や電力プランがあり、自社の施設に合ったプランを比較して選択するようにしましょう。

電力代の見直しに加え、無駄な経費がないかを確認するのも重要です。

まとめ

温浴施設の月々の電気代費用に関することや、電気代を削減する6つの方法をご紹介しました。

温浴施設を運営していくためのコスト削減も大切ですが、サービスの質の低下は避けるようにしなければなりません。

サービスの質を向上するには、スタッフの人数はある程度必要であり、水道代も削減することは難しいでしょう。

しかし、電気代の削減は工夫することで取り組みやすく、エアコンの清掃などから挑戦してみることをおすすめします。

当社、環境システム社は、エアコンカウンセリングの無料清掃診断も行っていますので、ぜひお問い合わせください。

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