株式会社環境システム社は、「10年先のキレイを保つ清掃品質」の徹底により、日本全国の数多くの温浴施設・病院・福祉施設・飲食店などの清掃業務を請け負っています。
今や1年中活躍しているエアコン。特に店舗やオフィスなどの業務用エアコンは1年中稼働していることが多いです。
エアコンを正常に動作させるためには定期的なクリーニングと管理が必要ですが、業者に依頼することが一般的です。
では、業務用エアコンは、自分でクリーニングできないのでしょうか?自分でクリーニングができるのであれば、定期的に実施して清潔な状態を維持したいですよね。
しかし、自分で行うと故障の原因となってしまう可能性があるため、正しい手順や注意点を把握しておくことが大切です。
今回は、業務用エアコンの自分でのクリー二ング手順や、注意点、業者へクリーニングを依頼するべきケースについて解説します。
業務用エアコンでも、必ずしも業者に依頼しなければならないわけではなく、自分でクリーニングはできます!
ただし、専門のエアコンクリーニング業者が実施する清掃よりも清掃範囲は限られ、限定的な部分のみとなることは理解しましょう。エアコン内部の分解洗浄作業などは、とても難しい作業となります。
今回、これらを踏まえたうえで「エアコン清掃を自分で行う方法」を紹介していきます。
自分で業務用エアコンをクリーニング(洗浄)できれば、汚れが気になったタイミングでいつでも掃除ができ、いつも清潔な状態でエアコンを使用できます。その結果、エアコンを長持ちさせることにも繋がります。
エアコン内部にたまったほこりや汚れが原因で、冷却効率が低下し、エアコンの運転に必要な電力も増えてしまい、結果的に電気代が高くなってしまいます。
しかし、定期的なお掃除によってエアコン内部の汚れを取り除くことで、エアフローや冷却効率を向上させることができます。
この結果、エアコンの運転に必要な電力を減らすことができるため、省エネ効果が期待できます。
エアコン内部にたまったほこりやカビ、菌などが原因で、部屋の空気が汚れたり、アレルギー症状が出たりすることがあります。
定期的なお掃除によって、これらの汚れを取り除くことで、清潔な空気を保つことができます。
エアコン内部にたまったほこりや汚れが原因で、エアコンの故障や劣化が進み、故障や劣化が早まることがあります。エアコンの劣化を防ぐためにも、定期的なお掃除を行うことで、エアコンの寿命を延ばすことができます。
以上のように、エアコンのお掃除によって得られるメリットは、省エネ効果の向上、清潔な空気を維持、エアコンの寿命延長などがあげられます。
硬くないブラシ
フィルターやエアコン内部のホコリや汚れを落とすために使用します。エカコン専用のブラシもありますが、普通の歯ブラシでも掃除は可能です。
掃除機
ブラシで落としたホコリや汚れを吸い取るために使用します。ノズルが細いものがあると、細かい部分のお掃除がしやすくなります。
雑巾
フィルターやエアコン内部の汚れを拭き取るために使用します。エアコン用のウエットシートなども市販されているのでそちらをしても良いでしょう。
洗剤
エアコン内部の汚れを落とすために使用します。
市販のエアコン用洗剤がありますが、取り扱いに注意して使用しましょう。
エアコンの掃除前には、必ず電源を切りましょう。
コンセントから抜くか、ブレーカーを落とすなど、しっかりと電源を遮断してください。
電源がついたままお掃除をすると怪我をしたり、機器が故障する恐れがあります。
エアコンには下記のような型があり、その型によって作業が異なります。
・埋込み型
・天吊型
・天井カセット形
・床置型
・壁掛形
・ビルトイン
・ワンダ風流(ダイキンのみ)
エアコンの型によって、フィルターの外し方や注意点が異なるため、取扱説明書をよく読み、安全に注意しながら作業をしましょう。
本体部分を濡らした雑巾で拭き取りましょう。
注意点として、内部の機器に触れたりすると故障の原因になる可能性があるため、内部の掃除はせずに外側のみの掃除に留めてください。
エアコンフィルターを取り外して、ホコリを取り除きます。
業務用、家庭用を問わず、エアコンフィルターはホコリがたまりやすく、非常に汚れが付着している部分です。
まずはフィルターを本体から取り外し、周囲にほこりが舞い散らないよう、掃除機でほこりを充分に吸い取りましょう。
高所で掃除機を使用する際は、転倒に注意して作業を行ってください。
次に、エアコンフィルターを使い古しの歯ブラシで水洗いします。
掃除機では吸い取り切れなかったほこりや、繁殖してしまったカビを除去するためには、歯ブラシでの擦り洗いがとても効果的です。
ただし、使用するのは「使い古しの歯ブラシ」で行いましょう。
新品の歯ブラシは毛先が固く、フィルターを傷つけてしまうため、エアコン掃除には適していません。使わなくなった歯ブラシを用いて、フィルターを傷つけないように水洗いしましょう。
エアコンフィルターの汚れを落としたら、陰干しします。
直射日光に当ててしまうと、フィルターの変質や変形の原因となります。風通しの良い場所に陰干しし、乾くのをゆっくりと待ちましょう。
なるべく早く乾かしたい場合は、タオルで水気を十分に拭き取った後、ドライヤーの冷風で乾かすのがおすすめです。
エアコンフィルターが完全に乾いたら、エアコンに元通りに取り付けます。
フィルターに水分が残ったまま取り付けてしまうと、カビが発生しやすくなります。しっかり乾いたのを確認して、取り付けることが大切です。
取り付ける際も、高所での作業ですので、転倒に注意してください。脚立を使用する場合は、支えてもらうと安心して取り付けられます。
最後に、エアコンの外側を柔らかい布で水拭きすれば完了です。
業務用エアコンの設置場所によっては、外側も汚れやすく、「ヤニ汚れ」「油汚れ」「ホコリ」はとても目立つので、丁寧に拭き掃除することがおすすめです。
汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を使用しましょう。中性洗剤を水で薄めてから布に含ませ、外側を優しく拭くと、頑固な汚れが落としやすくなります。
エアコンの内部を見てみると、細部や奥の方も汚れていることが目につくため、必要以上に分解してクリーニングをしたくなります。
しかし、エアコンの性能や部品などに関する十分な専門知識を持っていない場合は、エアコンを必要以上に分解しすぎないようにしましょう。
なぜなら、エアコンの内部は大変デリケートで、誤った分解をすることによりささいな傷がついてしまったり、故障の原因となることがあります。
また、エアコンに関する知識がない人が分解しすぎてしまうと、元の状態に戻せなくなってしまう可能性もあります。
必要以上に分解をせず、自分のできる範囲でエアコンクリーニングをするようにしましょう。
エアコンの内部には、触らないようにしましょう。
エアコンの内部は、複雑な構造です。中には触れない方が良い部分もあるので、注意しましょう。
「配線関連」「細かいねじ」「電子関連のパーツ」は、絶対に触らないようにしましょう。それらに触れると、エアコンの故障を招く恐れがあります。最悪の場合、修理が難しくなります。
エアコンクリーニングで、鋭利な道具の使用はやめましょう。
エアコンの内部は細かい部分が多く、つい鋭利なものだったら綺麗にできるかも…と汚れをかき出したくなるかもしれません。
しかし、鋭利な道具を使用すると、エアコンを傷つけてしまう可能性があるのでおすすめしません。
傷ついた箇所によっては、エアコンの破損や故障につながります。エアコンクリーニングでは、細部も「使い古しの歯ブラシ」のような柔らかい道具を使用して、エアコンの故障を防ぎましょう。
日常的なクリーニングの際は、高所での作業もあるため、安全を十分に確保したうえで、エアコンクリーニングを行うことが大切です。
1人で行わず、他の人に協力を依頼してクリーニングをしましょう。
業務用エアコンクリーニングを業者に依頼するべきケースは、次の4つの場合です。
使用頻度にもよりますが、エアコンの内部は通常は1年程度で汚れます。2年以上エアコンの内部洗浄をしていない場合、かなり汚れがたまっていることが予想されます。今回紹介したクリーニング方法だけでは、不十分のため、2年以上洗浄していないときは、エアコンクリーニング専門業者へ依頼しましょう。
エアコンを使用すると何かしらの異音がするのは、内部でトラブルが起きている可能性があります。
「汚れがたまりすぎている」「故障している」「部品が何らかの原因でずれた」などの原因が考えられます。エアコンの修理などを自分でできる自信がない方は、専門知識を持つ業者に依頼しましょう。
中古のエアコンは、新品と比較すると寿命が短いです。自分でエアコンクリーニングをすることで、エアコンに負担を与えてしまい、エアコンの寿命をさらに短くしてしまう可能性があります。そして、あなたが気付いていないだけで、すでに内部が故障しているかもしれません。エアコンを長く使用するためにも、中古で購入した場合は、専門業者にクリーニングを依頼したほうが良いです。
なかなか部屋が設定温度の状態にならず不快な思いをしているときは、エアコンの内部が何らかのトラブルを抱えているのかもしれません。専門的な部分に問題が生じている場合は、業者にクリーニングを依頼することをおすすめします。エアコンの効きが悪いと感じる場合は、専門業者にクリーニングを依頼し、可能であれば「効きが悪い原因」も聞いてみましょう。
まずはお電話またはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
お問い合わせには1営業日以内にご連絡させていただき対応いたします。
今回は、業務用エアコンを自分でクリーニンする方法についてご紹介しました。
家庭用とは異なる大きさ・構造の業務用エアコンですが、正しいクリーニング方法を把握していれば自分でクリーニングが可能です。
専門業者にクリーニングを依頼すると、3万円から4万円の費用が発生するため躊躇しますが、エアコンの細部や奥の方は、エアコンの専門知識がなく分解してしまうと、故障などの原因になるでしょう。
そこで、日常的な簡単なクリーニングは自分で、定期的なエアコンクリーニング・点検などは業者の力を借りて、エアコンを清潔に保ち、管理することをおすすめします。
エアコンを賢く管理し、長持ちさせましょう。
値上がりした電気代を下げたい方へ
弊社では、値上がりした電気代を下げたいという業者様に向けて、エアコン電気料金の削減対策を行なっています。大掛かりな設置作業は不要なため、今すぐできる節電対策です。
まずはお気軽に
お問い合わせください